ドイツでの妊娠・出産体験をインタビュー! 私の高校からの友だち(仮・sakuraちゃん)がフランクフルトで出産した時の話を聞かせていただいております。前回記事で妊娠発覚~妊娠初期についてレポートしましたが、今回はその続きの妊娠中期について。なんと妊娠糖尿病とバセドウ病が同時に発覚してしまったそうです…。
\前回記事はこちら/
【妊娠25週】妊娠糖尿病と判定
眠い日々を過ごし安定期に突入したと思ったら、妊娠糖尿病と判定されてしまったsakuraちゃん…! 糖負荷試験で引っかかり、糖尿病科を受診して判定されたそうです。
毎日の血糖値検査
妊娠糖尿病になると摂取した糖質が胎児にもいきやすく、赤ちゃんが大きくなりすぎると産まれてくるのが大変になるため、糖質制限が必要に。
毎日3食食べる前後に血糖値検査(自分で指にチクッと刺して血を出して検査するのは痛かったと…)を、妊娠糖尿病の発覚から出産までずっと続けなければならず、1日6回のその検査はかなり負担だったそう…!
食生活は食べたものを用紙に記入して医師に提出し、ダメ出しされていたりも(医師との会話は英語)。妊娠中なので甘いものも食べたくなるし、特に海外だとそもそものメニュー選択肢も糖質の多いものがたくさんあるのでつらかったそう。
妊娠糖尿病なので、出産後は解消されるから頑張りなさいと医師に励まされてもいたそうです。
ドイツでの食事改善(低血糖メニューの工夫)
妊娠糖尿病が発覚し食事改善が必要に。ドイツで低血糖メニューを意識するのって日本よりも難易度が高そうですよね……。具体的にどんなメニューで乗り切ったのかを教えてもらいました。
GI値(食後血糖値の上昇度を示す指標)の高い白米・パスタなどの麺類はかなり抑える必要があり、そこで登場したのがオートミール。オーツ麦を加工したもので、グラノーラの原料でもあります。海外では朝食などに主流。
低GI値・低カロリーで栄養素たっぷりという良いことづくめのオートミール。sakuraちゃんはオートミールのパンケーキやお粥を主食にしたり、おやつにはオートミールクッキーを作っていたそうです。
甘いものが食べたくなった時も、糖分の多いドイツでのデザートはちょっと我慢が必要に……。そんな時は自家製あんこスイーツを手作りしたそう! これも美味しそうです。
アズキなどの材料も意外と簡単に手に入り、甘みには砂糖は使わずにデーツを刻んで入れるなどの工夫をしたそう👍上品な甘さに仕上がり、食物繊維もたっぷりで罪悪感なくおやつを楽しめたそう。
結果的に妊娠8~9ヶ月の間体重が増えなかったので、とても効果を感じたそうです◎
同時にバセドウ病も発覚
妊娠糖尿病と判定されて糖尿科に行った際、甲状腺の超音波検査もしてバセドウ病でもあることが発覚。バセドウ病も高血糖になる理由の一つだったそうです。
バセドウ病は妊娠糖尿病とは異なり、妊娠前から罹患してた可能性もあるものですが正確にいつなったのかは分からず。発覚から投薬治療をし、長い目で付き合っていくことになったそうです。海外で急に2つも病名を言い渡されるなんて本当に不安ですよね…。
バセドウ病とは?
✔甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることで、動悸や息切れ、手足の震え、疲れやすさやだるさなどさまざまな全身症状が起こる
✔何らかの原因で甲状腺組織に対する自己抗体が発生し、それが刺激となってホルモン合成が亢進して発症する。なぜ抗体が作られてしまうのか原因ははっきりしていない。
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