流産後診察と絨毛染色体検査の結果
自然排出後の診察
自然排出の翌日午前、自然排出された組織を渡し、エコー診察。
「うん、子宮内に胎嚢なし。きれいに出ましたね。また3日後と7日後に経過確認の診察に来てください。」
子宮内をきれいにするために子宮収縮剤を処方されたけど、飲んだらお腹痛くなると言われたのでとりあえず飲まなかった。(とにかく痛みに弱い)
3日後の診察でも、もうほとんどきれいに出ているので7日後は来なくていいよと言われ、結果オーライ。
「次の生理はいつ来ますか?」と質問すると、「だいたい1ヶ月後です。先に排卵があってその後に生理が来る順番です。」と言われた。
大きくなっていた子宮が元に戻ろうと収縮する生理痛のような痛みは1週間くらい、断続的に続いた。
生理と違うと思ったのは、日を追うごとに出血量が減っていくかと思いきや、たまに大きく剥がれたのか量が増えたりもすること。
痛みはロキソニンを飲んで耐えられるレベルで、私の場合は大出血は起こらず普通の生理よりも少ないまま終わった。(流産の週数等にもよると思う)
手術の場合はラミナリアとやら(子宮頸管を拡張させる棒…)をいれなきゃいけないし(痛いという口コミ多数…)、麻酔も怖いしでほんとうにビビり倒していた。
苦痛レベルでいったら手術よりも自然排出の方がベターなのでは…というのが個人的な感想。
少なくとも7wでの流産ならそうだと思う。
もう少し週数が進んで胎児が大きくなると、自然排出に伴う痛みや出血量も増えてしまうと思うので、体験していないのでわからない。
あと、精神的に自然排出を待つ期間の辛さとの兼ね合いもある。
流産の理由(絨毛染色体検査の結果“21モノソミー”)
絨毛染色体検査には2~3週間かかるとのことで、もう東京に戻るときだったので結果は書面郵送でお願いした。
「染色体異常が認められました。」の記載があった。
複雑だけど、流産の理由としてはよかった、と思った。
受精卵の染色体異常は避けようがないから諦めがつくし、次回への影響もないから。
そして「21番染色体のモノソミー」の記載。
人間は22対44本の常染色体(1~22番)と2本の性染色体(XXorXY)で、合計46本の染色体を持っている。
モノソミーは、本来2本あるべき染色体が1本しかない。
よく耳にするのはトリソミーの方かと思う。トリソミーは本来2本あるべき染色体が3本ある。
ダウン症が=21トリソミーであるということは知っていたので、一瞬ダウン症かと思ったが、同じ21番でもモノソミーの方だった。
21モノソミーについて調べても、ほとんど情報は出てこなかった。発生頻度としては珍しい方らしい。
21モノソミーの場合、出生に至れないようだということはわかった。今回の私のように流産になり、出生することがないので予後の事例などもない。
受精の瞬間に流産の運命が決まっていたということ。
そして、核型の欄に「XX」の記載があり、この赤ちゃんの性別は女の子だったんだということもわかった。
絨毛染色体検査をしてほんとうによかった。
初期流産の理由の多くは染色体異常というが、あくまで“多く”である。
“たぶん”染色体異常でどうしようもなかったはず、と言い聞かせても、私のように白黒はっきりさせたい性格だとモヤモヤが残る。
明確に「21モノソミーの女の子でした」と知れたことで、いったん落ち着くことができた。
とはいえ、一度赤ちゃんがいる未来を思い描き楽しみにしていたので、このときの私はもう一度赤ちゃんを授かりたいという気持ちがすごく強くなっていた。
元々は「子ども?いつかできたらいいかな~」くらいにしか考えたことがなかった。いつかっていつだよ、というやつである。
お腹に命が宿ったときの感動とそれを失った悲しみはじゅうぶん人の価値観を変える。
旦那さんが、妊娠したときに喜んでくれたことと、流産したときに支えてくれたことも大きい。
妊娠したとき、流産したとき、子どもができないとき、等、子どもにまつわる転機においてパートナーと目線が揃うかはとてつもなく重要。
旦那さんは、妊娠しても、流産しても、たとえ子どもができなかったとしても、そのどれでも大丈夫と私に思わせてくれた。だから、この人の子どもがほしいと思った。
幸運にも、この流産の次の排卵ですぐに妊娠することができた。その間に自己流でトライしたことについて次回はまとめます。
つづく
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