【転職エージェントは使うべき?】「直接応募」vs「エージェント経由」両方の転職を経験し辿り着いた答え<転職体験記④>

転職エージェント career

転職エージェントは使うべきか? つづき

失敗した転職最終面接

それはエージェント経由で受けていたとある企業の5次面接で、最終の役員面接だった。

4次面接までの間も、面接を通過するたびに1つ前の面接のフィードバックをエージェント経由でもらっていたけれど、最終面接までいくとそのフィードバックも更に熱が入りたくさんの情報が送られてくる。

キャリアアドバイザーもなんとか内定を取りたいと思ってくれているわけで(成果報酬なのでもちろんのことなのだけど)、ありがたいと思う反面、送られてきてしまうと気になるしすごく気が散る内容なのだ。

細かい内容は忘れてしまったけれど、このときは1次~4次の面接官が書いた懸念ポイントが改めてまとめて送られてきて、「女性が多い職場だけどそれでも大丈夫かが気になる」といったような内容があった。

面接官の1人がそう思った内容なのだけど、テキストでそう見せられると脳内に残るし、「女性が多い職場も得意だってことアピールしなきゃ」と思ってしまった。

だがしかし、5次最終面接の役員からするとそんなことどうでも良かったのだ。

1つ前に書いたソニーの面接体験エピソードの記事でも触れたように、大事なのは面接官が私の何を知りたいかを読み取りそれに沿ったアピールをすることなのに、私は勝手に「女性が多い職場も得意」だということを話していた。

“懸念点”として突きつけられていたことで、それを言わなきゃいけないような気がしてしまったのだ。

\ソニーの面接エピソードはこちら/

結果的にひとりよがりな面接になったなと我ながら思った。

自分で勝手に喋る内容を決めて臨んでるわけだから当然といえば当然。会話のキャッチボールというコミュニケーションの基本中の基本すらできなかったのである。

この面接以降、転職エージェントを使うことをやめた。

あくまで私にとっては、直接応募なら知ることのない企業側の面接官の感触を共有されることがポジティブに働かなかったから。

転職エージェントを使うべき人

そんなわけで私個人の答えとしては転職エージェントは使わないという結論なのだけど、これは本当にその人の性格による。

サポートされたい人、相談相手がほしい人、選考の感触を知りたい人は転職エージェントを使うべきだと思う。

総じて「迷いが生じやすい人」にとっては、とても心強い味方になる。

また、前述した転職エージェントがしてくれること「 ①希望に合った求人募集探し」 に関しても、幅広く応募企業を探したい場合は自分で1つ1つ企業の採用ページを探して見に行くのは骨が折れる。

その点、転職エージェントに登録するとマイページやアプリさえ見に行けばこれでもかというくらい希望に沿った求人募集を紹介してくれる。

私の場合は性格も即断即決だし、「あそこに行きたい!」と思ってそのまま突っ走る一点突破型なので直接応募が向いていたのだけど、それは少数派なのではと言われることは多い。

直接応募の方が有利は本当か

直接応募の方がメリットがあるのではと、よく話題になる点について触れておく。

採用する企業側目線だと、転職エージェントを通して採用したら、採用した人の予定年収の約1/3を成果報酬として転職エージェントに払わなければならない。

例えば年収800万の人だった場合、1/3で266万なのでなかなかの費用である。

実際、ソニーに直接応募で転職した際、入社後に上司から「直接の応募でナイス、費用浮いたわ(笑)」と冗談交じりには言われた。

けれど、全く同じ日に中途入社した隣の席の中途同期は転職エージェント経由で転職したと言っていたし、元々採用人件費として見込んでいた費用が浮いてラッキー、くらいの話だった。

そもそも、直接応募のみで採用したい人材を確保できているなら転職エージェントに頼らないわけで、転職エージェントを使っている時点で(企業側が)、エージェント経由で採用した場合のマージンは費用に織り込み済なのだ。

よって、直接応募だから合否で有利になるということは、採用予算のある大~中企業の場合はほぼないと言ってよいと思う。

少人数のベンチャー企業などの場合は100万200万の費用の重さも違うので、多少は影響してくるかもしれない。

使ったことのある転職エージェントをご紹介

私が使ったことのある転職エージェントは「リクルートエージェント」と「DODA」の2つ。業界特化型が良いなどの事情がなければ、個人的にはこの2つで充分と思う。網羅性もあるし、業界大手なので各採用企業側人事とのリレーションも深い。

あと、実際に面談したキャリアアドバイザーの方が2社とも良い人で、当たりの運もあるとは思うのだけどアドバイスのレベルが高いと感じた。

私のときはリクルートエージェントがアドバイザー歴10年以上のベテランの女性で、DODAは若いちゃきちゃきした女性だった。

募集中企業の文化風習だったりを含めた、職場の雰囲気を教えてくれるところが私は一番興味深かった。社内の雰囲気ってなかなか入る前に知るのが難しいので。

まとめ

転職エージェントを使うべきか、もし迷いがあるようならキャリアアドバイザーとの面談までは行ってみるのがオススメ。

1時間くらいじっくり話を聞いてくれるので(しかも無料で)、話すことによる脳内整理だけでもメリットは大きいように思う。

そしてアドバイザーとの相性によってその先も相談するかを決めるのが一番本質的かと。

もしくは転職エージェントにも相談しつつ自分で良い企業を見つけたら直接応募を並行して行うのでも良いと思う。エージェントからしたら嫌かもしれないけれど、一度相談したらそのエージェント経由でしか転職応募しちゃいけないなんてルールはないので。

以上、この記事が自分に合った転職ルートを見つける参考になったらうれしい。

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